UbiComp / ISWC 2025に参加しました

2025/10/12

AaltoCampus

会場となったAalto University。“Yliopisto” はFinland語で「大学」の意。

こんにちは！D1 の志村魁哉（kaiya）です！

2025年10月12日から16日まで、フィンランドはエスポーの Aalto University で開催された UbiComp / ISWC 2025 に参加してきました（公式サイト：UbiComp / ISWC 2025）。 河口研究室からは、志村魁哉（kaiya）、渡邉企章（kisho）、Tahera先生の 3名が参加しました。

UbiComp / ISWCとは ━━━

UbiComp / ISWC は、ユビキタスコンピューティングおよびウェアラブルコンピューティング分野における世界的なトップカンファレンスです。日常環境に溶け込むコンピュータ、ウェアラブルデバイス、そこから生まれる応用やサービス、人間の体験・社会への影響まで、多様な研究テーマが扱われます。

河口研究室は例年この会議に参加しており、今年も多くの刺激を受ける機会となりました！（昨年の参加の様子はこちら。）

口頭発表・ポスター発表

  • HASCA 2025 での口頭発表（kisho）

    ワークショップ期間中には Human Activity Sensing Corpus and Applications（HASCA 2025）が開催され、そこで M2のkisho が口頭発表を行いました。 KishoTalk

  • ISWC セッションでの口頭発表（Tahera 先生）

    ISWC（International Symposium on Wearable Computers）では、Tahera 先生が口頭発表を行いました。 TaheraTalk

  • Posters & Demos でのポスター発表（kaiya）

    私は Posters & Demos プログラムでポスター発表を行いました。 KaiyaTalk

ポスターの前に立っていると、興味を持った参加者が次々と声を掛けてくれます。多様なバックグラウンドの研究者と自身の手法について議論できることは、非常に貴重な経験でした。

ポスター発表では、同じ内容を何度も説明する一方で、相手の専門領域や関心に応じて説明の切り口を変える必要があります。英語での議論に苦労した場面もありましたが、それも含めて自分の課題を明確にできた良い機会でした。また、ポスターをきっかけに相手の研究の話を聞くこともでき、有意義な交流ができたと感じています。

研究者同士の交流

CoffeeBreak

コーヒーブレイクで雑談☕️

ランチやコーヒーブレイク、ソーシャルイベントなど、研究者同士で自然に交流できる場が多く設けられていました。

ソーシャルイベントでは、湖畔を散策しながら会話を交わしたり、キャンパス内のサウナに入ったりと、Finlandらしい環境の中で参加者との距離がぐっと近づきました。研究の話だけでなく、生活や留学、キャリアなど幅広い話題で盛り上がり、非常に充実した時間となりました。 MaarinlahtiHike

Maarinlahti（フィンランド湾沿いの自然エリア）周辺をハイキング

バンケット

会期中にはバンケットも開催されました。 BanquetHall

会場の様子

SalmonDish

Finlandといえばサーモン🐟

サーモンや鹿肉をはじめとする北欧料理が振る舞われ、食事を楽しみながら参加者と交流しました。 併せて、各種アワードの表彰が行われ、今年評価された研究が紹介されました。トップレベルの成果を間近で見ることで、自身の研究に対する意欲も改めて高まりました。

少しだけ観光

  • ヘルシンキ大聖堂

HelsinkiCathedral

Tahera 先生のご友人と訪問。（あいにく修繕工事中でした）

  • サウナ Löyly

LoylySauna

Finlandといえばサウナ。バルト海での“整い”も体験。

  • ヘルシンキ中央図書館 Oodi

OodiLibrary

“世界一の公共図書館”と称される、市民に開かれた文化拠点。

どの場所も、Finlandの空気や文化を感じ取れる魅力的なスポットでした。

全体を通しての感想と今後

今回の UbiComp / ISWC 2025 では、海外の研究者と直接議論する貴重な機会を得ることができました。また、日本から参加していた他大学の学生とも情報交換ができ、研究への姿勢や取り組み方に多くの刺激を受けました。

特に、日本人の学部生・修士学生が国際会議で堂々と英語で発表し、積極的に議論している姿を目にし、自身もより努力を重ねる必要があると改めて感じました。

国際会議で研究を発表し、直接フィードバックを得られる機会は決して多くありません。いただいたコメントや示唆を踏まえて実験設計や評価方法を見直し、より説得力のある成果につなげていきたいと思います。

最後に

来年は、中国の上海交通大学で開催される予定とのことです。

以上、kaiyaのレポートでした！

今回の投稿内容についてもっと詳しく聞きたい！河口研に興味があります！という方はぜひ見学へいらっしゃって下さい！ 学生へのコンタクトは kisho☆ucl.nuee.nagoya-u.ac.jp へどうぞ！ （☆を＠に変えてください） 河口研はあなたが来るのを楽しみに待っています！