11月16日(金)にお台場の日本未来科学館で開催されたG空間EXPO2018に参加してきました。

http://www.g-expo.jp/

G空間EXPOでは位置情報に関する様々な技術、取り組みの展示や、いくつかのシンポジウムが開催されます。

河口研究室では2015年と2016年にG空間EXPOの会場でBLEを用いた屋内位置推定の実験などを行いました。今回は研究室としては参加せず、私が見学に行く形になりました。

全体の印象として、11月1日に準天頂衛星システム「みちびき」のサービスが開始されたばかりということもあって、会場の展示は準天頂衛星システムに関するものが多かったように思います。

例えば準天頂衛星によって自動運転の精度が向上し、農業車両の自動運転化などの新しいサービスが創出される可能性などが説明されていました。

また会場では産総研のロボットが周辺環境を取得しながら走行するデモが行われており、実際に人にぶつからないように走行している様子が印象的でした。

シンポジウムで印象に残ったのは観光地にARを導入する取り組みで、肥後名護屋城跡地でタブレットのカメラを通してみると、位置情報をもとにかつて存在したお城をARで表示し、記念写真を撮るサービスが紹介されていました。準天頂衛星システムの導入でARの精度向上が期待されるとのことで、個人的にぜひ利用してみたいサービスです。

また他の発表では、準天頂衛星システムによってドローンの高精度な制御が可能になる一方で、ドローン犯罪に対する対策がより困難になる問題点なども指摘されていました。

今回の参加を通して、位置情報分野の現在の傾向を肌で感じることができました。今回の展示では準天頂衛星システムをはじめとする屋外での位置推定は盛り上がりを見せていましたが、一方で屋内位置推定の展示はやや少なかったように感じました。位置推定を研究している者として、少しでもこの分野を盛り上げられるように頑張りたいと思います。